
By: bradleyolin
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「ステップ [1] Have/Do/Be の3つを手掛かりにする」でHave(欲しいもの)、Do(やってみたいこと/成し遂げたいこと)、Be(こんなふうになりたいという理想像)を洗い出すことはできたかな?
ここまでで、すでにあなたの「やりたいことリスト」は充実したものになっていると思う。
でも、あともうちょっとつきあって欲しい。
あなたの心の奥底に潜んでいるものを探り出したいから。
本音を引っ張り出すには、【不満】に思っていることを吐き出してみよう!
【不満】を裏返すと、【本心】がわかる
Be(こんなふうになりたいという理想像)をみつける時に、嫉妬心を感じている人について考えたよね。
Be(こんなふうになりたいという理想像)は、「他人軸」で洗い出す
それと同じで、心の底に潜んでいる【本心】は【不満】を裏返すことで表面に浮かび上がらせることができるよ。
たとえば、
1.あなたの不満 =「忙しすぎる」
2.裏返すと? → 「時間の余裕が欲しい」
3.具体的には? → 「ゆっくりと美味しいお茶をあじわう時間と心のゆとりが欲しい」
4.具体的には? → 「出社前にカフェで30分ぐらいぼーっとしたい」
5.具体的には? → 「会社近くのお洒落なカフェで朝ごはんを食べるのがいいかも」
6.具体的には? → 「週に1回ぐらい、会社近くのお洒落なカフェでちょっと贅沢な朝ごはんを食べるのがいいかも」
7.具体的には? → 「月曜日の朝は会社近くのお洒落なカフェでちょっと贅沢な朝ごはんを食べたい」
こんな感じで不満を裏返したあとに具体的に考えていくと、「会社近くのお洒落なカフェを探してみよう」というアクションプランも見えてくる。
* * *
1.あなたの不満 =「忙しすぎる」
2.裏返すと? → 「夫や子供に家事を手伝って欲しい」
3.具体的には? → 「自分のものぐらい、自分で片付けて欲しい」
4.具体的には? → 「リビングがいつもグチャグチャなのがイライラする」
5.具体的には? → 「リビングのソファに脱ぎっぱなしの服とかがあって、くつろぎたい時にまず片付けをしなくちゃいけないのがウンザリする!」
6.具体的には? → 「リビングのソファに余計なモノがない状態をキープしたい」
同じ「忙しすぎる」という不満でも、いろんな本心が潜んでいる可能性がある。
家族に「家事を手伝って欲しい」と言うだけでは抽象的すぎて協力を得るのが難しいかもしれないけど、具体的に考えていくことで「ソファにモノを置きっぱなしにしないよう、家族に頼んでみよう」というような解決への糸口が見つかるはず。
* * *
1.あなたの不満 =「忙しすぎる」
2.裏返すと? → 「残業なんてしたくない」
3.具体的には? → 「友達とご飯を食べに行ったり、習い事をしてみたい」
4.具体的には? → 「週に2~3日は定時上がりにして、1日は自分磨きの習い事をしたい」
5.具体的には? → 「書道っていいかも。心も落ち着きそう」
「残業したくない」というネガティブな気持ちだけではモチベーションアップにはつながりにくいけど、「週に1回、書道を習いたい」というポジティブなやりたいことがあれば、仕事の効率化にもやる気がでるんじゃないかな。
* * *
自分自身に対する不満、家族やパートナーに対する不満、仕事そのものへの不満、職場の環境や人間関係の不満、住まいに関する不満、金銭的な不満など。
イライラ・ムカムカ・モヤモヤしていることはない?
ぜーんぶ吐き出して、スッキリしよう!
スッキリした後は、ひとつずつ「つまり、コレってひっくり返すとどういうこと?」と考えてみる。
どうなればその不満は消えてなくなるだろうか?
本心がわかったら、それを「やりたいことリスト」に追加しよう。
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