
By: ashraful kadir
(前のページ:Do(やってみたいこと/成し遂げたいこと)は、「時間軸」で洗い出す)
Have(欲しいもの)は「自分との距離」、Do(やってみたいこと/成し遂げたいこと)は「時間軸」で洗い出した。
最後のBe(こんなふうになりたいという理想像) は「他人軸」で考えていく。
憧れの人の「こうなりたい」
「こんなふうになりたい」は、自分を基準に考えてみても出てこない。
今の自分にはないものをもっている人に接することで、「わたしもこうなれたらいいのに」という気持ちが湧いてくる。
テレビや映画、雑誌を見て「いいなぁ」と憧れている人はいるだろうか?
実在の人物じゃなくても構わない。漫画や小説の登場人物で「こんな人になれたらいいのに」と思ったことはないだろうか?
まずは憧れている人の名前を書きだしてみよう。
そして、一人一人について、その人のどんなところに憧れているのか書いてみよう。
見た目・ルックスに憧れているのか?
性格などの内面に惹かれているのか?
成し遂げたこと(仕事などの業績)を尊敬しているのか?
身近な人の「こうなりたい」
芸能人やスポーツ選手、セレブなどの著名人だけが憧れの対象とは限らない。
自分の身の周りにいる人たちのなかにも「素敵だなぁ」と感じている人はいると思う。
家族、友人、上司や同僚、単なる知り合いのなかにも「こうなりたい」と感じさせてくれる人がいないだろうか?
身近な人を思い浮かべて、「自分もこうなりたい」というところを探してみよう。
・マメに連絡してくれる
・段取り上手だ
・フォローが上手い
・やることが素早い
・決して悪口、陰口を言わない
・待ち合わせに遅れたことがない
・忙しいときでも落ち着いている
・ここ一番という時に堂々としている
こういうちょっとした良いところ、見習いたいところは誰もが持っている。
人の良いところをみつける癖をつけると、身近な人たちから「こうなりたい」をたくさん拾いだすことができるよ。
嫉妬している人の「こうなりたい」
「他人軸」で考えるなかで、一番重要なのが嫉妬心を感じている人だと思う。
嫉妬は悪い感情だと思っているかもしれないけど、そんなことはない。
嫉妬そのものは悪くないけど、妬みが恨みに変わったり、意地悪をするなどの良くない行動に結びつくことが悪いだけ。
誰かに嫉妬を感じたら、「この人は私が憧れているものを持っている人なんだ」と考えよう。
もし裕福な人に嫉妬を感じるなら、あなたの本心は「お金持ちになりたい」ということ。
もし人気がある人に嫉妬を感じるなら、あなたは心の底で「モテたい」と思っている。
素直に「大金持ちになりたいんだ」とか「モテモテになりたい」と言える人なら、嫉妬なんてしない。
「いいなぁ。わたしもこの人みたいになりたい」と邪心なく感じるはず。だからその人については「嫉妬している人」ではなく「憧れの人」になっているはずなのだ。
嫉妬している人について、その人の何に(どこに)嫉妬を感じているのか、クールに分析してみよう。
自分でも気づいていなかった「こうなりたい」を見つけることができる。