ガントチャートを使いこなすために、プロジェクトを「設計」しよう
プロジェクト連載3本目。
(逆算手帳の<無料>メール講座で、プロジェクトについて連載中です)
「プロジェクトとはなんぞや」がわかり、どんなことをどうやって「プロジェクト化」すればいいかもわかりましたね。
⇒ 連載1:夢の実現力を上げるための「プロジェクト化」とは
⇒ 連載2:夢プロジェクト成功の第一歩は、情熱と人生へのインパクトで「ふるい分け」すること
はい、これでだいぶガントチャートに近づきましたよー!
「ガントチャートの使い方がわからない」という声が多いのですが、ガントチャートはプロジェクト・マネジメントのツールのひとつですから、「プロジェクトとはなんぞや」という基礎から順番にお伝えしています。
さぁ、いよいよ個別のプロジェクトに取り掛かっていきますよ。
プロジェクトを立ち上げることを決定したら、真っ先にやるべきことはプロジェクトの基本設計です。
逆算手帳のサブツール:プロジェクト「基本設計シート」
昨日もおことわりしましたが、逆算手帳は基本的に個人向けのツールですから、プライベートおよび個人事業レベルでの仕事プロジェクトまでをカバーします。
数十人とか、それ以上の中規模・大規模プロジェクトをカバーするには、本格的なプロジェクト・マネジメントが必要です。
今日ご紹介する「基本設計シート」も、プライベートおよび個人事業レベルでの仕事プロジェクトに対応しています。
中規模・大規模プロジェクトで使うには項目が不足しています。
お仕事で中規模・大規模プロジェクトに取り組んでいる方は、「あ、あれが足りてないね」というツッコミを楽しみながら(笑)、おつきあいください。
プロジェクトに必要な3要素:1.期限 2.目的 3.目標
まずは初日のおさらいから。
1.期限 2.目的 3.目標の3つが明確になっていないと、プロジェクトは成立しません。
逆に言うと、この3つを明確化することで、いろんなことをプロジェクトとして扱えるようになります。
ですから基本設計に取り掛かる段階では少なくともこの3つは明確になっているはずです。
また昨日ご紹介したスクリーニング・ツールの段階でも、プロジェクトを実施する目的をさらに明確にしたはずです。
これはプロジェクト化するための最低限の項目で、プロジェクトを実施していくにはさらに決めておくべきことがあります。
「基本設計シート」を順番に埋めていくことで、プロジェクト実施に必要な基礎項目を網羅することができます。
右脳を使って、右側から設計していきましょう
左脳の出番は後からです。
最初は右脳からスタートします。
一番最初に決めていただきたいのは、プロジェクト名。
テンションが上がる(!!)楽しいプロジェクト名を考えてみてください。
私自身はネーミングセンスがなくていつもダサいプロジェクト名になってしまうのですが、ウキウキするプロジェクト名にすることが、意外とプロジェクトの成否を左右しますので、ちょっと気合いを入れてテンションが上がる名前を考えてみてくださいね。
次はどんな結果を得たいのか、なにをどう変えたいのか、「Before」と「After」を明確にしていきます。
「Before」は現状認識、「After」はこうなったら嬉しいという未来像です。
今回は標準フォーマットの他に、「ビューティー、健康」専用と「ダイエット」専用のフォーマットも作りました。
どこをどう変えたいか、身体のパーツごとに書き込んでみてください。
たとえば、髪、肌、ネイル、脚、お腹など。気になっている部分はどこで、どう気になっているのか(悩んでいることなど)。その現状がどう変われば嬉しいでしょうか?
この3種類の「基本設計シート」は逆算手帳のサブツールとして作ったフォーマットです。
(逆算手帳の<無料>メール講座ではこのPDFをプレゼントしています)
イラストや写真を使って、出来るだけ劇的でワクワクする 「Before」&「After」を具体化してください。
記入日とプロジェクト終了予定日の日付も書いておきます。
さらに、プロジェクトが成功したときのワクワクイメージも書いておきましょう。
左脳を使って、左側を設計します
右脳の出番は以上です。
つぎは左脳を使ってしっかりとロジカルに設計していきます。
(ここで挫けないように、右脳派さんもがんばってー!)
◆Purpose
プロジェクトを実施する目的はすでに明確になっていますからすぐに記入できますね。
◆Strategy
戦略という言葉が難しいと感じるかもしれませんが、どうすればうまくいくか、作戦や基本方針を書いてみてください。
◆Goal
目標もすでに決まっているはずですが、結果目標(最終的に得たい結果)と行動目標(得たい結果を得るために、どう行動するか)を別々に記入してみてください。
◆Operation
さらに具体的な手段も書いておきましょう。
◆Requirement
お金や時間など、プロジェクトを実施するために必要な条件を洗い出しておきます。
◇ ◇ ◇
下記は私が昨年行ったミニマリスト・プロジェクトのシートです。
フォーマットが古いものですが、参考にしてみてください。
以上で基本設計ができました。
これでプロジェクトの基礎(土台)が出来たので、つぎは工程設計でより詳しい設計図を作っていきますよ。ではまた明日。
◇ ◇ ◇
逆算手帳の<無料>メール講座では下記のスケジュールでプロジェクトについてお伝えします。
2/11(日) プロジェクトとは? プロジェクト化する意味とは?(配信済み)
2/12(月) プロジェクト化することを、どう決定するのか?(配信済み)
(やりたいことを「ふるい分け」する方法)★PDF配布
2/13(火) プロジェクトの基本設計シートの使い方 ★3種類のPDF配布(配信済み)
2/14(水) プロジェクトの工程設計シートの使い方 ★PDF配布
2/15(木) プロジェクト終了後に必ずやって欲しいレビューのやり方 ★PDF配布